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KBP

KB Project

WHAT

接骨院+住宅

WHERE

伊勢崎市

WHEN

2016.03

地方の工業都市である敷地。建築主の地元であるこの土地に、新規オープンさせる接骨院と住まいを同時に新築する計画 。

地域の人にとって居心地の良い接骨院と、新しい家族の生活が営まれる建物として、場所を細かく規定せず自由に過ごせると共に、将来の変化にも対応できるような、おおらかなプランニングが目指された。

建物の骨格として、内外の境界を曖昧にし、生活に外の要素を取り入れるため、外部空間を建物内に貫入させ、それらを立体的に展開させた。これらは、ふたつの用途の接続にも寄与している。

1階は、東西に貫通させた「ミチ」とゆるやかにつながるように各機能が配置されている。 寄り道するように行き来しながら、この場に滞在する。また、「ミチ」は上階の「ニワ」と立体的につながっていて、1階に光をとどけると共に住宅へのアプローチにもなっている。 

2階は、南北に貫通させた内外部にまたがる「ニワ」を中心に、パブリックからプライベートへのグラデーションをつくっている。 そこは、光と影、暖かさと涼しさ、にぎやかさと落ち着きなど、不均一な場が境なく連続していて、居場所を選びながら自由に生活できる。

今後、長い時間をかけて使われながら育まれる空間は、シンプルかつ多様であるように心がけており、時間や状況によって自分の居場所や様々な距離感を選択できるような建築となるようにイメージした。

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